僕には自信がある《優馬ドリボ感想》

本日がDREAMBOYS 500回記念ということで。おめでとうございます。先輩から受け継ぎ、今年はWキャストという形で辿りついた500回。その内、中山優馬座長の公演は9回(2015/9/12-14.18-20)。書こう書こうと思いつつ、消化するのに時間がかかりやっと書いています。

 
今年はその1週間前にキスマイのドリボを見ていたので、話の大筋は把握した上で観劇。OPでYUMA NAKAYAMA、FUMA KIKUCHI、MARIUS YOと流れ、あぁこの3人のドリボが始まる~!!と、感慨深くなっている間にスクリーンが開き下手から風磨、優馬、マリウスと並んでいる。ネクドリでフライングする3人、とにかく美しかった~!!フライングする前に両手をパッと広げるのが好きです。
 
メインキャストについてつらつらと。
 
風磨くんはとにかくハマり役だったなと思う。ソロ(They Don't Care About Us、It's Going Down!、Fight Man)が1幕に偏っておりユウマとのボクシングで倒れてしまうのでチャンプの見せ場は1幕だと思い込んでいた。しかし印象に残ったのは2幕、特に病室のシーンだった。自分の運命を悟っているフウマがあまりにリアルで。THE DREAM BOYSを歌いながら息絶えるところは初日に見た時は音を外してしまったのかな?と思ったけれど、次の公演でその外すところも含めて演技だと分かり、気付いたら私はボロボロに泣いていた。そのシーン後に「チャンプが死んだ」と話が進んでいくけれど、本当にチャンプはあのときに死んだ。死んだ、というよりもフウマという人間がそれまで生きていたと、短いシーンでフウマの一生を感じたシーンだった。
 
マリウスは2人の仲介をする重要な役でセリフも長い。「フウマくん」「フウマ」「ユウマくん」「ユウマ」の呼び分けの基準が何だったのかはぜひ知りたいところ。最初はトシヤと同じ位置の役をマリウスがやるということが全く想像つかなかったけれど、アドリブのシーンではドイツ語使ったり、フウマのモノマネなどを器用にやってのけて笑いを取っていた。マリウスソロのダンケ・シェーンに「今この場所で歌えるなんて」という歌詞があり、帝国劇場で堂々とキラキラ歌っているマリウスにこちらこそありがとうという気持ち。舞台に立っている佇まいが美しすぎる。マリウス葉(15)ってこれから先期待しかなさすぎでしょ。
 
座長。ド金髪おったまげた~!すごく映えてた。優馬くんはとにかくどのシーンも気迫があって、1幕ラストの「何もかも引き受けてやろうじゃねえか!」の運命背負ってる感が凄い。そんな中でも笑わすところはしっかり笑わせてくるから、うわ!関西の人だ!!って思った。アドリブ面白い。ソロ曲のBe Myselfでは衣装についた布をひらひら纏わせながら歌うのだけれど、風に吹かれてるのとてもかっこよかったな。ソロ2曲目の光と影では、スクリーンに光と影を表しているであろう白と黒の優馬くんが映り、まぁ美しくて絵画みたい。
見せ場の"ゆうまわる"に関しては、初日に見た時は正解が分からなかったが、どうやらとても凄いことに挑戦していることは伝わった。13日昼は最後の大技に行く前に落ちてしまい、あぁ今日はここで終わってしまうのかな・・・と見ていたら、一度降りたものの表情ひとつ変えずに上り直し再び挑む姿に心を打たれた。結果、最後の着地は失敗してしまったが、その後18日に入り無事に成功した姿が見られた。そのときは2階後列で観劇したのだが、飛ぶ前のフゥッ・・・・という呼吸の音まで聞こえてくる緊迫感。もしきっちりと練習期間を与えられていたら・・・とか考えたらキリがないが、それにしてもこのハードスケジュールの中で一体いつ会得したんだろう・・・。
 
  • ユウマとフウマ
天国のシーンでのユウマとフウマの掛け合いは、間違いなく仲のいい関係だったんだなと思わされるほど2人ともいい表情だった。それまでのシーンではこの2人の仲良さの描写がないので尚更そう思うし、2人とも素で笑っているような気がした。こういう風に笑い合っている2人をフウマが生きている時に見たかったね。
 
以下アドリブシーンのレポ、ニュアンス。
9/12
優「フウマ?お前が助けてくれたのか?・・・どうやって?」風「・・・どうやってって何?こうやって。右手で」優「上から落ちたんだよな?どうやって?」風「だからどうやってって何?目ェ見るよな?右手で」優「ここはどこなんだ?」風「聞けよ!あの門をくぐると死者の世界」優「わぁ~♡♡綺麗な門♡♡♡」風「やめとけっ。死ぬぞ?逝くぞ?」
9/13昼
優「フウマ?お前が助けてくれたのか?どうやって?」風「どうやって?右手で持って上げただけ。」優「右手で持って上げただけ?」風「いや、右手で持って、左側のかっこいい方を見せつつ・・・」
優「フウマ、お願いがある。あの門くぐっていいかな?」風「ダメだ。なんてったって、あそこくぐったら死んじゃうんだからな┐(o´ω`o)┌←お手上げみたいなポーズ付き」
 
9/18は記憶を消すウィンウィンのくだりでひと通り笑いが起きたあとに
風「まともにいけばさぁ、俺たちはこんな風に仲いいまんまでいられたんだ」優「こんな風に?(笑)」 風「そうだ。こんな風にだ。笑いが耐えなかっただろ?」
本当に楽しそうで、ゆまふま仲睦まじいな~と思いながら見てました。
 
そしてAnd I'll Be Thereの最後に「最高の仲間と過ごした人生、悔いなんかねぇよ!」とフウマは消えていくのだけれど、フウマはどんなときでもユウマを仲間としてライバルとして認めていたからこそ、ユウマが試合を放棄することを許せなかったんだろう。このセリフがあったからこそ、1幕の「お前と戦わない新人王に何の意味がある?意味ねえんだよ!」の言葉が響いたし、風磨くんが「俺とボクシングの試合しようぜ」、優馬くんが「フウマ、お前の叶えた夢の凄さ、初めて分かったよ」というセリフをフウマ、ユウマが最も感じ入るセリフとしてあげていたことの意味も分かるような気がする。
 
ちなみに千賀チャンプは「お前らと過ごした人生、最高だった」と消えていくのでこの天国の最後のセリフは両者の"らしさ"というか人柄が出るセリフなのかなと思っている。本人がケントの人柄を「夢に飢えた、悲しいボクサー」ユウタの存在を「完璧主義のケントとは真逆の存在。だから嫌い、なのかも。」と言っていたこともそうだし、どこか人を寄せつけない感じがあった。もっとも感じ入るセリフとして「頼む、ユウタを助けてやってくれ!」を挙げているので、本当に仲間を切り捨てたわけではないし、最後の最後でようやく「最高だった」と言えた、というか。自ら孤高であり続けたケントという存在がより強調されたような。そこで初めて孤独から解放される印象を受けた。
風磨くんのほうは同じ役でも人を寄せつけないとか孤高という感じはちょっと薄くて、フウマの背景には仲間が透けて見えるような気がした。そういう描写があるわけではないけれどフウマの人柄を「男気」、ユウマの存在を「仲間であり、親友であり、ライバル。どこかで憧れを抱いている」と言っている。セリフからはフウマの人生が最高なものだったのかどうかは分からないけど、最高の仲間と過ごしたので悔いはない、というか。
"最高"が人生にかかるのか、仲間にかかるのかで、微妙な違いが出るのはWキャストの面白いところだった。ニュアンスだけど。
 
にしてもいくら役にせよフウマを亡くすの辛すぎる。あとShowTimeで「Hello?♡」ってとびきりの笑顔で生き返ってくるのずる過ぎて感情迷子になる。
 
何かまとまりのない気持ちを書いてる私は要するにドリボロスに陥っている。そんな中で優馬くんのChapter 1というアルバムを借りた。
 
と、いうのもIn The Name of LOVEがもう一度聴きたかったから。この曲は今回のEDでキャスト紹介の際に歌われる。*1
 
今回のドリボを思い返すとこの曲*2が一番に浮かぶくらい印象に残っている。聴いたのは初日が初めてだったが、鳥肌が立った。今年座長を任された優馬くんはその数日前まで他の舞台に出ていたし、揃っての稽古の時間が殆ど取れないだとか、風マリも初めてのドリボだったりとか。私は楽しみにしていた反面このチームがどうなるかなんて予想もつかなくて、期待と不安が入り混じる中で初日を迎えた。
 
本編が終わって、ショータイムの最後の最後に「わかるだろうこんなに楽しいんだ」、「僕には自信がある」、「不安はいらない や・く・そ・く する」、「見えるだろう君にも 願い続けた夢が今僕の前に」と堂々と歌い上げる座長。そして座長に合流する風磨くんとマリウス。しかも極めつけに「今日の日を忘れずにいよう」と歌われたら、もう希望しかなかった。この先もずっと忘れないと思う。9公演お疲れさまでした。3人の名が歴史に刻まれたことを誇りに思います。

*1:キスマイのドリボではEndless Roadの位置にあたる

*2:この為に作られた訳ではないけれどとてもハマっていた